【現代訳】秋の田んぼのそばに建てた仮小屋(かりほのいお)の屋根の、苫(とま)の編み目が粗いので、私の着物の袖(そで)は、夜露に濡れていくばかりだ。
背景:稲を荒らす獣から守るため、田んぼのそばに仮小屋を建てて夜通し番をしていた農民の情景を詠んだ歌。
歌意:天皇という身でありながら、苦しい農民の生活に思いを寄せた歌だと解釈されてきたが、農民の苦労を比喩的に使うことによって、晩秋のわびしい夜の静寂さや物悲しさをしみじみと味わっている思索的な歌だと捉える見方もある。
【天智天皇(てんぢてんのう、626~672) 第38代天皇】
中大兄皇子として知られる天智天皇は、藤原鎌足と共に蘇我氏を滅ぼし大化の改新を主導した人物。近江に遷都して大津宮を築き、日本初の全国的な戸籍である「庚午年籍(こうごねんじゃく)」の作成や近江令の制定など、律令国家体制の基礎を固めた。また、国の名称を「日本」、自らを「天皇」と定めたことでも知られている。
正解。
【現代訳】秋の田んぼのそばに建てた仮小屋(かりほのいお)の屋根の、苫(とま)の編み目が粗いので、私の着物の袖(そで)は、夜露に濡れていくばかりだ。
背景: 稲を荒らす獣から守るため、田んぼのそばに仮小屋を建てて夜通し番をしていた農民の情景を詠んだ歌。
歌意:天皇という身でありながら、苦しい農民の生活に思いを寄せた歌だと解釈されてきたが、農民の苦労を比喩的に使うことによって、晩秋のわびしい夜の静寂さや物悲しさをしみじみと味わっている思索的な歌だと捉える見方もある。
【天智天皇(てんぢてんのう、626~672) 第38代天皇】
中大兄皇子として知られる天智天皇は、藤原鎌足と共に蘇我氏を滅ぼし大化の改新を主導した人物。近江に遷都して大津宮を築き、日本初の全国的な戸籍である「庚午年籍(こうごねんじゃく)」の作成や近江令の制定など、律令国家体制の基礎を固めた。また、国の名称を「日本」、自らを「天皇」と定めたことでも知られている。