【現代訳】気づけば春が過ぎて、いつの間にか夏が来たらしい。夏になると白妙の布を干すと語りつがれている天の香具山に、真っ白な衣が干されているよ。
背景:持統天皇がいた藤原京から東南に見えた天の香具山の光景が目に浮かび、緑に包まれた山に干された白い衣のコントラストが、初夏の訪れと季節の移り変わりを鮮やかに感じさせてくれる歌。香具山は、奈良県橿原市(かしはらし)に位置する標高152.4mの山で、畝傍山(うねびやま)、耳成山(みみなしやま)とともに「大和三山」として知られている。
【持統天皇(じとうてんのう、645~702)第41代天皇 】
天智天皇の皇女で、天智天皇の弟・天武天皇の皇后。天智天皇が崩御した後、天智天皇の息子・大友皇子と大海人皇子(のちの天武天皇)が皇位を巡って争う「壬申の乱」に大海人皇子(のちの天武天皇)が勝利して天皇に即位した。天武天皇崩御後、自ら即位し(日本で3人目の女性天皇)、694年の飛鳥から藤原京への遷都や、701年(大宝元年)に制定された「大宝律令」の基礎となる日本初となる法典「飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)」の制定など、日本の中央集権国家確立の基礎を築いた。また、日本最古の歌集である「万葉集」の編纂など、文芸でも尽力した。
正解。
【現代訳】気づけば春が過ぎて、いつの間にか夏が来たらしい。夏になると白妙の布を干すと語りつがれている天の香具山に、真っ白な衣が干されているよ。
背景:持統天皇がいた藤原京から東南に見えた天の香具山の光景が目に浮かび、緑に包まれた山に干された白い衣のコントラストが、初夏の訪れと季節の移り変わりを鮮やかに感じさせてくれる歌。香具山は、奈良県橿原市(かしはらし)に位置する標高152.4mの山で、畝傍山(うねびやま)、耳成山(みみなしやま)とともに「大和三山」として知られている。
【持統天皇(じとうてんのう、645~702)第41代天皇 】
天智天皇の皇女で、天智天皇の弟・天武天皇の皇后。天智天皇が崩御した後、天智天皇の息子・大友皇子と大海人皇子(のちの天武天皇)が皇位を巡って争う「壬申の乱」に大海人皇子(のちの天武天皇)が勝利して天皇に即位した。天武天皇崩御後、自ら即位し(日本で3人目の女性天皇)、694年の飛鳥から藤原京への遷都や、701年(大宝元年)に制定された「大宝律令」の基礎となる日本初となる法典「飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)」の制定など、日本の中央集権国家確立の基礎を築いた。また、日本最古の歌集である「万葉集」の編纂など、文芸でも尽力した。